「日本京劇芸術祭」終演! ― 2011-12-05 15:16

遅くなりましたが、先日の「日本京劇芸術祭」には、
多くのお客様にご来場いただきまして
誠にありがとうございました。
今回は日本人京劇俳優(しかも若手)が主演の公演で
幕が上がる直前まで、まだまだ心配ではありましたが
本番では若手陣はなかなか頑張っておりまして、
彼らの中では一番ベストな状態の演技をお見せできたと思います。
アンケートなどを拝見しましても大変好評なようで
胸をなでおろしている次第であります。
とはいえ、まだまだプロの目から見れば
物足りない部分は多々ありますので
彼らには今後とも精進していただきたいと思う次第です。
ところで、僕がやる前説の「拍手と掛け声の練習」の中で、
「どんどん拍手や掛け声をしてください」と言ってるもので
お客様からは、いつも気軽に拍手をしていただき、
おかげさまで大変盛り上がるのですが、
特別上演された張春祥と張桂琴の「覇王別姫」では
『凄すぎて拍手がおきない』という初めての体験をしました。
拍手が起こるのは一番盛り上がるのポイントのみ。
舞台袖から見ていても、二人の雰囲気や集中力は
相当なもので、とても見ごたえがありました。
さすが一流は違う。