張宝華2012-04-25 12:58

(左)張宝華(右)張春祥

あまり目立っていませんが・・・

ホームページの「張宝華」ページが更新されております。

http://shincyo.com/news.html

師匠のお父さんも、大変に優れた京劇俳優であり、

なおかつ指導者・劇団運営・劇場経営と

他方面にわたり京劇に貢献していたのですが

文革中に相当なヒドイ目に遭ったもんで

文革以降も主流からは距離を取るようになったそうで・・・

正に「知る人ぞ知る」名優であり、古典京劇の生き字引。

マンガ「栄光なき天才たち」に出てきそうな人物であります。

ちなみに最後の写真は8月公演の「関羽」役の指導中。

沖縄「組踊」2012-04-01 18:13

沖縄芝居実験劇場『組踊―伝統と創作―』

本日は、先日の「琉球芸能 江戸上り」の繋がりで

世田谷パブリックシアターにて沖縄「組踊」を観劇しました。

沖縄芝居実験劇場『組踊―伝統と創作―』

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/04/post_270.html

 

当時の中国大使「冊封使」歓迎のために「能」を参考に創られたそうで、

雰囲気は能と歌舞伎の中間、みたいな感じでした。

 

1本目は「道成寺」が元になってる組踊『執心鐘入』。

道化役のネタや所作とかで京劇と同じような点が

結構あったりして興味深かったです。

やっぱり同じアジアの文化なんですねぇ・・・

 

2本目は2010年に書き下ろされた新作組踊『花の幻』

お話としては沖縄戦で何もかもが失われる中、

芸能の火を絶やすまいとした玉城盛重氏の物語。

状況は全然違うのですが、伝統芸能に携わっている者としては

(しかも中国芸能を日本で・・というマイナーさも相まって)

ものすごく身につまされる思いで^^;

感慨深いものがありました。

 

日本の芸能は全般的にゆったりしていて「組踊」も同様なのですが、

僕のイメージだと中国の芸能は京劇に代表されるように

ハデハデ、キレキレ、ジャンジャンみたいな感じなので

「冊封使」的にはどうだったんだろうなぁ・・・と思ったり^^

 

しかし、沖縄からはるばる来て東京公演を行うというのは

本当に大変なことだと思います。

制作の立場としては、それだけでも頭が下がります(汗)

NHK BS時代劇「テンペスト」 地上波で放送2012-03-31 23:46

仲間由紀恵さん主演・張春祥が中国語指導と一部出演をしております

NHK BS時代劇「テンペスト」いよいよNHK総合で放送となります☆

4月12日(木)~ 毎週木曜日(全10回)

NHK総合 午後10時~

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/tempest/

名言?2012-03-19 00:33

ウチの師匠は、たまにこちらが予想していような

名言・アイデアをポロっと言ってくることがあります。

最新のはオフレコなのでまだ言えませんが^^;

ちょっと前のは、軽いノリで、劇団の仕事はキッツイ上に

全然儲からないから、やってられませんわー

みたいな話をした時のこと。

「そうだね。我々こんなに頑張ってるのに、生活も苦しくて

 他人から見たら何やってるの?みたいな事だと思う。

 でも、我々のやっていることは他に誰もやってる人がいない

 とても意義のあることよ。

 公演をやれば、少なくとも1回何百人とお客さんが入って

 見てくれるわけで、その人たちは証人になってくれるの。

 このまま良い公演を続けていれば、絶対、将来歴史に名前を刻めるよ」

そ、そんな口車には乗せられないんだからっ!!

久々の更新2012-03-17 23:59

久々の更新であります。

まぁ、つらつらと。

 

本日の京劇教室は中学校の体育館だったのですが

メンバーが少なかったので、僕も基礎練習に参加しました。

本当に久しぶりに体を動かすのに、

会場が広いので、足キックの1往復とかもやたら長いし

飛び技とかも人数が少ないので休む間もなく順番回ってきたりで

ものすごいハードな練習内容となり吐きそうでした。

でも、昔の自分だったらこれくらい平気だったと思うので

まぁ、すっかり鈍ってますな(汗)

 

あとは、3月けやきホールの公演アンケートを

師匠の方よりいただきまして読んだのですが

レクチャーの方が好評のようで、一安心です。

実は、いつも準備にイッパイイッパイの状況から

レクチャーに突入しているので

ちゃんと説明できているかわからない^^;

まぁ、今回は研修生たちもサポートに徹していたので

比較的余裕があったような気はします。 感謝。

 

それから、去年の末に群馬県城南小学校で

京劇の実演を行ったのですが、

最近、子供たちからの感想が届きました。

師匠や張小山は「これは励みになる!」とても感動しておりました。

これを機会に若い子たちが京劇に興味を持ってくれたら嬉しいですね。

 

師匠は来週20日から北京に戻ります。

元々は「何となく帰りたいなー」くらいの話だったのですが

8月公演の演目が決まったら

「おぉ、これはあの衣裳が必要…」とか「ここは親父に意見を聞かないと」とか

かなり本格的で意義のある帰国になりそうです。

 

師匠のお父さん「張宝華」さんは、

現代に伝わっていない京劇伝統にも通じている、正に「生き字引」で

新潮劇院が掲げている「伝統を守る」を支えている重要人物です。

ご高齢なので、なかなかお呼びするのも難しいみたいですが

ぜひ日本にお呼びできたらなぁ、とは常々思っています。

僕は師匠のご実家にお伺いした時とかにお会いしていて

とてもニコニコとして気も使ってくれる優しいお爺さんだったのですが

だいぶ以前に早稲田の公演で来日していただいたときには

普段の温和な感じとは一変! 鬼の形相で厳しく指導をされ

我々日本人キャストは言葉がわからないにも関わらず

その勢いだけで、ものすごく気を引き締められました。

京劇の事となると鬼になる所は、やっぱり親子だなぁ、と思ったものです^^;

 

それだけストイックになることは芸術家にとって本来当然なのです。

しかし、最近はそういうストイックな事が嫌煙される世の流れで

#たぶん、中国でもそうなんだろうなーと思いますが

師匠や張桂琴さんも、そういう所を気にして

研修生指導がややマイルドになってる感があります。

…師匠は元々、鬼コーチだったのですが

僕が「そんなに厳しいと誰もついてこれませんよ」って言って

方向修正した手前、僕にも責任がありますが…

 

できれば、もっと厳しい研修内容にしたい。

でも、厳しくした途端に「研修生が一人も残らなくなった」

なんて事になっても困っちゃうんだけど。